【石垣】西原町で幸地クリニックを開く石垣市出身の大島誠行院長が、子どもたちに本を読んで心の成長に役立ててほしいと昨年500万円を市へ寄付、今年から市内の全9中学校で図書購入が進んでいる。

大浜中の生徒から感謝の言葉を受けた大島誠行さん(前列中央)=大浜中学校図書館

 大島さんは大浜小学校、大浜中学校出身。石垣市のふるさと納税制度を活用して寄付し、図書の充実に役立ててほしいと要望した。大島さんの志を生かそうと市は「ふるさと納税基金図書充実事業」を作り、市内中学校の図書購入を進めている。

 19日には大浜中で大島さんを招いてセレモニーを開いた。大浜中では「大島文庫」と名付け、415冊を購入する予定。

 子どもたちは、NHKが撮影に成功して話題になったダイオウイカやiPS細胞など最新の情報が詰まった本を読んでおり、自然科学系の本を中心に集める考え。

 セレモニーでは、図書委員長で3年の船越大輝君が「高校は理数系に進学したいので、寄付はうれしい。他の生徒も興味を持つ」と本が知識や関心を広げることに感謝する。

 大島さんも「本は先人の知識を吸収し、心の糧になる。若いうちの苦労が次につながるので、読書と勉強に励み、自分を磨いてほしい」と呼び掛けていた。