「公約撤回は絶対許せない」「仲井真知事に沖縄の将来を任せられぬ」-。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を仲井真弘多知事が承認した27日、県内各地で激しい抗議と落胆の声が広がった。

県庁ロビーを埋め尽くし、シュプレヒコールで辺野古埋め立て承認反対を訴える集会参加者=27日午後1時半ごろ、那覇市・県庁(我喜屋あかね撮影)

抗議する市民に取り囲まれ、知事公舎を出る県幹部らの乗った公用車=27日午後4時12分、那覇市寄宮

県庁ロビーを埋め尽くし、シュプレヒコールで辺野古埋め立て承認反対を訴える集会参加者=27日午後1時半ごろ、那覇市・県庁(我喜屋あかね撮影) 抗議する市民に取り囲まれ、知事公舎を出る県幹部らの乗った公用車=27日午後4時12分、那覇市寄宮

 県庁周辺で正午ごろから始まった約2千人(主催者発表)の抗議行動は、県庁を取り囲んだ後、県庁1階に移動。午後5時ごろまで約700人が座り込み、沖縄のトップとして初めて基地建設にゴーサインを出した知事に批判が渦巻いた。

 「県外移設」の公約を覆したことへの批判、県民への説明がないままに東京で承認への流れをつくったこと、振興策と引き換えに県民が基地を受け入れたという印象を全国に広めたこと、アセスの違法性…。参加者は口々に不満を口にした。知事は、県民が待つ県庁に姿を見せず、急きょ会見場所となった知事公舎前にも抗議する市民が押し掛けた。

 移設先となる名護市や宜野湾市だけでなく、県内各地でも振興策という“アメ”で基地建設を強行する政府や、受け入れた知事に怒りと落胆の声が広がった。知事が安倍晋三首相に担保を取ったとしている米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止にも疑問の声が上がった。