【宮古島】市内の有志グループ「宮古方言を広める会」(佐渡山力会長)が、このほど市平良地区の児童・生徒を対象にしたアンケートで「方言を使わない」との回答が4~5割を占めた。「ときどき使う」は約5割だったが、同会は「実質的に『ほとんど使わない』状態と考えられる」と説明。アンケートでは島言葉に接する機会の少なさも浮き彫りとなっている。

 調査は11月に市の助成を受け、平良の小学生約2400人、中学生約1200人を対象に実施。小学生402人、中学生393人の計795人が回答した。

 「日ごろ方言を使っていますか」の質問に「よく使う」は小学生6%、中学生4%。「周りで方言を聞いたことがありますか」との問いには「よく聞く」が小学生56%、中学生45%。「たまに聞く」「まったく聞かない」は小学生で計44%、中学生で計55%だった。

 「方言をどのくらい聞き分けられますか」との質問には「よく分かる」が小中学生で共に2%。多くが「少し分かる」「まったく分からない」と答えた。

 同会は、宮古の島言葉の単語を標準語に訳する問題でも、正答率が1~3割と低かったため、子どもたちの間で日常的に宮古の言葉を使う機会がかなり少ないと分析。

 佐渡山会長は「親世代でも宮古の言葉が話せない人が多い。高齢者が積極的に若い世代と会話し言葉を浸透させることが必要だ」と話している。

 「広める会」は市内の有志約20人で組織するボランティアグループ。文化、芸能などさまざまな活動に取り組んでいる。