2014年闘牛の幕開けを飾る恒例の「三が日闘牛」が元日から3日にかけて今帰仁村とうるま市で開かれる。元旦は今帰仁村営闘牛場で新春北部大闘牛大会(主催・北部闘牛組合)があり、うるま市石川多目的ドームで2日は新春大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合)、3日は新春南部大闘牛大会(主催・南部闘牛組合)が予定されている。開始はいずれも午後1時。入場料は大人3千円(女性は2千円)、中高生は千円、小学生以下は無料。沖縄タイムス社が後援。

4勝目は北部の雄から県内屈しの強豪への一歩、大和産業若

巨体を生かした怒涛(どとう)の押し込みが決まれば、復活の白星豪剣荒富士

それいけ台風は10カ月の休養で調子は上々。新鋭相手にキャリアの差を見せつけるか。

2014年に大化けの予感、大器石山玄皇

太い首を生かした強烈なカケ押しからの腹取りが決まるかだだ吉優輝

水面に湾曲した鋭い角は攻守に威力。5連勝で軽量級トップグループ入りを狙う一発逆転光希japan打

新春大闘牛大会

新春北部大闘牛大会

4勝目は北部の雄から県内屈しの強豪への一歩、大和産業若 巨体を生かした怒涛(どとう)の押し込みが決まれば、復活の白星豪剣荒富士 それいけ台風は10カ月の休養で調子は上々。新鋭相手にキャリアの差を見せつけるか。 2014年に大化けの予感、大器石山玄皇 太い首を生かした強烈なカケ押しからの腹取りが決まるかだだ吉優輝 水面に湾曲した鋭い角は攻守に威力。5連勝で軽量級トップグループ入りを狙う一発逆転光希japan打 新春大闘牛大会 新春北部大闘牛大会

 初顔多く新鮮 1日・北部大会

 22頭による11取組(アトラクション含む)で対戦前の正午から民謡ショーがある。例年以上に好カードを増やし、3年ぶりの大闘牛(鼻綱なしの対戦が多い)となったが、初顔(デビューと徳之島からの移籍牛)も多く新鮮さもたっぷり。

 「1番戦」大和産業若力 対豪剣荒富士

 大和産業若力は今年の新春北部でデビュー戦を快勝。その後、毅龍(3月)、石山来夢王(8月)の一線級を連破し、早くも北部闘牛の雄となった感がある。カケ技での攻めと守りは安定感たっぷりで勝機に見せる集中力が光る。今度の相手は地力のある大型牛だが、文句なしの「勢い」が付いており、ここは突破できるとの見方が強い。

 豪剣荒富士は2011年うるま祭りでデビュー(常勝会力丸に勝利)。今年の新春大闘牛で金功重機花形を下して注目されたが、3月春選抜で、だだ吉三郎に敗れた。勢いをそがれた感があるが、10カ月の休養で心身ともにリフレッシュできたかどうか。敗戦の影響が払しょくされていれば、体力にものをいわせた豪快な戦いが見られるだろう。

 「2番戦」トラムクーパンダ対浜川闘神王

 両牛はともに今年春全島に出場した強豪同士で、すさまじい打撃戦となる可能性が高い。目が離せない大乱戦が予想され、闘牛の醍醐味(だいごみ)が満喫できるだろう。

 駆け引き注目 2日・新春大会

 長年続く正月2日の定番大会で例年どおり20頭10取組。

 「大一番」それいけ台風対石山玄皇

 それいけ(旧名はスポーツ104号)は体格があり、持久戦タイプ。相手の疲れを待って攻めるが、巨漢石山のスタミナを奪う戦いを作れるかどうか。今年2月の旧正月準全島で当時全島一の座にあった東山優武勝に挑戦したが、6分余で敗れている。10カ月ぶりの出場はプラス材料で期待できそうだ。

 石山は3戦目。今年3月伊波で初場所(暖流号)を飾り、6月には白龍王を下している。期待の超大型牛だが、今のところ戦法に派手さがないため人気爆発とはなっていない。その分成長力を感じさせ、伸びしろは十分と考える。前回以上のパフォーマンスがみられるかどうか注目したい。

 そのほか、注目したいのは2番戦の戦闘大主と3番戦の八重山カンムリワシ。

 大主は目の覚めるような荒技速攻で知られる今年のホープ牛で、次期中量王座挑戦牛候補の一頭。横開きの鋭い大角の持ち主でリングに入るだけで緊張感がみなぎり、存在感は抜群だ。

 カンムリワシは今月1日デビューしたばかり。風神帝王に圧勝し、闘牛通の関心を集めた。

 連勝対決目玉 3日・南部大会

 三が日闘牛締めの大会。20頭10取組で目玉は4連勝対決となった結びの一番。

 「結びの連勝特番」だだ吉優輝対一発逆転光希JAPAN打

 初勝利から5連勝となるのはどちらか。3大会の締めにふさわしい大一番となりそう。だだ吉優輝は11月秋全島の封切戦に出場し、川風三銃士と20分超の大激戦を展開。優輝は最終盤で舌出しとなり、スタミナを完全に失ったが、火の出るような闘志を振り絞って辛勝した。株を上げた形となったが、今度の相手は負けず劣らずの根性牛。これを下して評価をさらに高められるか。

 逆転光希JAPAN打は前場所(7月)見事な逆転勝ち。3分余の短期戦だった。いったん友羽総業ジプトンに腹を取られ、勝負あったかに見えたが、ここから驚異の粘りを発揮し、逆転勝ちを収めた。並外れた闘志を持つ両牛だけに勝敗予想は真っ二つ。手に汗握る大激戦となるのは確実で、場内をわかすことだろう。(又吉利一通信員)