【市塚和枝通信員】浦添市出身のソプラノ歌手、高江洲里枝さんがこのほど、イタリア・ミラノ市の「カーザ・ヴェルディ」で公演した。

プッチーニのオペラアリアを歌い、みずみずしい歌声で聴衆を魅了した高江洲里枝さん=ミラノ市、カーザ・ヴェルディ

 イタリアオペラを代表する作曲家ヴェルディが1800年代に建てた音楽家のための憩いの家で、高江洲さんは「イタリアの文化を肌で感じ、オペラの本場で音楽に触れることができる。このチャンスを生かしたい」と張り切っている。

 高江洲さんは現在、ミラノヴェルディ国立音楽学校に在籍、オペラ歌手を目指して研さんを積んでいる。

 今回の公演は10月20日に北イタリア在住邦人音楽家がカーザ・ヴェルディで開いた親睦音楽会で、高江洲さんはプッチーニ作曲のオペラ「妖精ヴェッリ」からアリア「もしおまえたちのように小さな花だったら」を独唱。みずみずしい歌声で観客を魅了した。

 高江洲さんは本場イタリアで学ぶことについて「オペラで使われるイタリア語をしっかりと使いこなすことで、オペラをより深く理解し、同時に音楽の幅を広げていきたい」と意欲的。

 会場となったカーザ・ヴェルディは現在、さまざまな分野で活躍した高名な音楽家たちがついのすみかとして暮らしており、ホールも重厚で厳かな雰囲気。高江洲さんも「ここミラノでは音楽家だけでなく、さまざまな分野の芸術家たちも多い。その人々たちとの出会いも大切に、今後も多くを学びたい」と活動の幅を広げる考えだ。

 一方、故郷沖縄のクラシック音楽の発展にも役立ちたいと考えている。「沖縄の人たちがクラシック音楽をもっと身近に感じられるよう将来は微力でも、沖縄の音楽界を盛り上げていく手助けができたら」と希望している。