【金武】嘉芸小学校(平井りい子校長)は町内で稲作が盛んな伊芸、屋嘉両区で、田植えや稲刈り、脱穀やしめ縄作りなどの稲作体験を通して地元の農業を学んでいる。5年生28人が12日、9月中旬に田植えした稲を刈った。

自分たちで育てた稲を楽しそうに刈る児童ら=金武町屋嘉区

 地域住民が提供した約300平方メートルの田んぼで町役場の農業アドバイザーの伊芸直樹さんらの指導を受けながら活動を展開。この日も、児童は鎌の使い方や稲の束ね方などを習い、「寒い」と声を上げながら田んぼに入り、慣れない手つきで稲刈り。稲を束にしてガードレールに干した。

 5年の仲田怜士君は「稲を鎌で刈り取るのが難しかった。夢中になった」と笑顔。宮城愛羅さんは「初めて体験したが意外とできた。自分たちで作ったお米で餅つきをしたい」と笑顔で話した。

 平井校長は「今は稲刈りも機械化し、子どもたちが手伝う機会が少なくなった」と指摘。「田園地域の子どもたちには昔ながらの手作業の稲刈り体験は大変意義のある活動になっている」と話した。

 伊芸さんは「子どもたちが田植えと稲刈りなどを体験することで、お米ができるまでの苦労や農作業する工夫が分かる。今後もこの地域の子どもたちに稲作体験を継続させたい」と話した。(仲地暁通信員)