琉球王朝時代の正月儀式を再現する「首里城公園新春の宴」(主催・国営沖縄記念公園)が1日、那覇市の首里城公園であった。多くの家族連れや観光客が詰め掛け、優雅な儀式に見入った。

琉球王朝時代の正月行事を再現した「子之方御拝」=1日午前、那覇市の首里城公園

 正殿前の御庭(うなー)では、国の安泰を祈願する正月儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」が3部構成で再現された。第1部の「子之方御拝(にぬふぁぬうぬふぇ)」は、国王、王族、王国の高官や庶民の代表が参加する拝みの儀式。二胡や琵琶などで奏でる御座楽(うざがく)が響く中、あでやかな着物に身を包んだ国王と王妃が姿を現すと、来場者は一斉にカメラやビデオを向け、撮影していた。

 兵庫県から家族4人で観光に訪れていた西村敏行さん(44)は「本殿から国王が出てくる瞬間は迫力があった。琉球王国独自の文化を感じた」と儀式に見入っていた。

 3日までの期間中、琉球舞踊のステージ、国王・王妃との記念撮影、甘酒の振る舞い、万国津梁の鐘撞(つ)きの体験などがある。