【今帰仁】中城村のとよむ保育園(宮城明子園長)は11年前から毎年、年長園児を対象に親子で「乗馬トレッキング」を園行事として実施している。親子の絆が強まった、車以外の“乗り物”に興味が湧き、生命を感じることができる、など好評。午(うま)年のことしに合わせて、トレッキングで活力を蓄えた保護者もいる。

ことしも園行事の一環で親子で乗馬トレッキングを楽しんだとよむ保育園の園児や保護者ら=今帰仁村仲尾次の長浜

 乗馬トレッキングのプログラムを提供したのは、今帰仁村謝名の乙羽岳にある夢有民(むうみん)牧場。牧場主の山中利一さん(64)が18年前に始めたところ、口コミで評判になったという。

 保育園の園児7人と保護者、職員合わせて約20人が12月14日、同牧場のトレッキングに参加。

 実物の馬に触れるのも乗るのも初めてという参加者が多く、背丈約150センチの馬やミニホースの「ポニー」について、牧場主から「馬のそばを通るときは走らない。後ろへは行かない。手綱で馬の向きを変えることができる」などと説明を受けた。

 この日は、馬3頭とポニー2頭で子どもを中心に3班に分けて仲尾次の長浜まで約10キロの道のりを約2時間かけてスタート。班別に馬を乗り換えるなどして「乗馬散歩」を楽しんだ。

 田代萌咲(まえ)ちゃん(6)は「馬が大きいからとっても気持ちいい」と感激、神谷翔琉(かける)君は「山から下りるとき、木の枝を避けるのが面白かった」とうれしそう。大城季桜花(きおか)ちゃん(5)は「たてがみを触ったがごわごわしていた。馬のように元気に遊びたい」と馬をなでた。

 3人の子を持つ保護者の大城宗晴さん(36)はことしが年男。「仕事も家庭も一生懸命に守り、羽ばたいていくぞ」と張り切っていた。ほか、乗馬がいいダイエットになると喜ぶ親も。宮城園長は「長浜までの2時間足らずで、親子の絆が強まったようです。生命を感じさせる馬に感謝したい」と満足そうに語った。(玉城学通信員)