【浦添】強豪野球チームとして知られる浦城小の浦添タイガースが12月23日、宮古島市であった第117回県学童軟式野球大会で優勝し、県内約280チームの頂点に立った。同チーム結成31周年で初めて夏冬連覇を達成した。

優勝旗とトロフィー、メダルを手にした浦添タイガースのメンバー=12月28日、浦城小

 上原靖三総監督(66)は「走攻守ともことしは本当にいいメンバーがそろっている。メンタルが強く、スポーツ以外でもしっかりしている」と太鼓判を押す。考える力を育てようと練習後に1分間スピーチを求め、同じ内容でも表現を変えて話してみるよう指導している。

 スピーチが一番うまいという6年の赤嶺未来君は「春大会王者の宜野湾ベースボールキッズに勝てたのがうれしい。宮古はペンションの庭が広かったので試合前日、みんなで夜1時間くらい素振りをした」と明かす。キャプテンで6年の銘苅清太君は「大会前に髪を切って気合を入れた。『伸びてるやつは絶対なー』って」。来年1月からチームの主翼を担う小5には「優勝旗、返還するだけじゃなくて1、2回はしっかり取り返してこいよ」とエールを送る。

 メンバーは28日、冬大会直前に亡くなった野原勝代さん(享年72歳)の霊前に、優勝を報告した。

 野原さんはチームのチアガール的存在で、赤い服にパーマをあてた髪がおしゃれ。「おばあちゃん」と慕われていた。

 孫で6年の野原大誠君は「いつも応援に来てくれてた。宮古にも一緒に行きたかったけど…『ちゃんとファインプレーしたよ』と伝えたい」とはにかんだ。