前半の劣勢から奮起した那覇西イレブンだったが、強豪、京都橘の前にあと一歩及ばなかった。

京都橘-那覇西 後半、猛攻をかけゴールを狙う那覇西の徳元悠平(左から2人目)=千葉県フクダ電子アリーナ(伊藤桃子撮影)

 試合前、前回準優勝校に対し、メンバーは「自分たちのいつものサッカーをすれば負けない」。

 2試合で6得点を挙げた攻撃陣が序盤からボールを支配し、積極的にゴールを狙うが、京都の堅守に阻まれて、得点を奪えない。

 逆にわずかな隙を突かれて一気に3連続失点し、窮地に立たされた。

 悪い流れを変えようと玉城真哉監督が選手交代で、2人目に送り出したのが、スピードが持ち味のFW國吉遼。指揮官から「点を取ってこい」と背中を押された2年生が期待に応えた。

 「今日は絶対取る」。ピッチ登場から2分後の後半22分に反撃弾を決めると、同28分にはゴール前での競り合いでマークをかわし、右足でゴールネットを揺らした。

 ロスタイムでは、全員で攻め込んだが、反撃及ばず、3年前と同じく3回戦で涙をのんだ。2得点の國吉は「絶対この舞台に帰ってくる」と唇をかみしめた。

(花城克俊)