【北中城】北中城村で「健康長寿のまちづくり」に向けた論議が活発化している。女性の平均寿命が日本一という“長寿村”ながら、65歳未満の死亡率や国保医療費などが高い状態で推移しているため、村民ぐるみの健康づくりを目指し、真の健康長寿を目指す取り組み。村民の健康を推進するため村内の体育施設の整備も提案されている。

委嘱を受けた委員が、村民の健康づくりについて話し合った=12月26日、北中城村役場

 村民が健やかに生活することのできる「健康長寿のまちづくり」推進事業の一環で12月26日、村役場で第1回プレ村民会議を開催、区長会や商工会などの代表約10人を委員に委嘱し、議論をスタートさせた。

 村では20~30年後を見据えた計画を本年度中に策定し、村民ぐるみの健康づくりを目指す考えだ。

 同村は2005年と10年の厚生労働省の調査で、女性の平均寿命が日本一となった。一方で、65歳未満の死亡率は15・3%で、全国平均の14・8%を上回っている。特定健診を受けた人のうちメタボリック症候群と診断された男性も、村の10年の調査で約3割に上り、村民1人当たりの国保医療費も県平均を上回っているなど村は危機感を募らせている。

 健康長寿のまちづくりに関する計画の策定に向けて、庁内各課が現在実施している事業で、健康づくりにつながる事業の調査や村民の意識調査を実施する。自治会や商工会や村内各団体と連携して施策を実施する予定だ。

 プレ会議では委員から「村立体育館などがなく、村民は村外の施設で運動している。村内に施設があれば、健康推進につながるのではないか」「特定健診の受診率を向上させるためには、委員も声を広げていく必要がある」などの意見が上がった。