県が21世紀ビジョンで掲げる観光誘客1千万人の目標に向け、観光関係機関とその他の産業の連携を強化する新たな誘客計画を2014年度に策定することが6日までに分かった。4月以降に各産業界の関係者で構成する作成委員会を立ち上げ、計画内容を検討する。県は2月にも、文化観光スポーツ部4課の職員で構成するワーキンググループを立ち上げ、計画のたたき台づくりに乗り出す予定だ。

 県は07年から誘客計画「ビジットおきなわ計画」を作成し、目標観光客数や観光収入を年度ごとに設定してきた。今年、那覇空港第2滑走路の建設着工や旅客ターミナルの供用開始などハード面の整備が進むことなどを踏まえ、観光客1千万人の受け入れに向け産業間の連携を強化した、より総合的な行動計画が必要だと判断した。

 作成した新たな行動計画を軸に単年度ごとの計画をビジットおきなわに反映させ、県事業や施策の進捗(しんちょく)を確認する県PDCAサイクルで成果を公表していく。

 県文化観光スポーツ部の前田光幸統括監は「観光業界だけに特化した誘客戦略ではなく、さまざまな産業から観光への波及効果を意識する」と説明。「観光客1千万人受け入れに向け、より具体的で積極的な戦略を作っていく」と話した。