仲井真弘多知事は6日、庁内放送による職員向けの年頭あいさつで、昨年末の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた公有水面埋め立ての承認に触れ、移設先となる名護市の地元の久辺3区や市民に対して「苦労をお掛けするが、ご理解とご協力をたまわりたい」と公の場で初めて言及した。また、県は9日開会予定の県議会臨時会に知事が出席し、埋め立て承認に関する考え方を説明する意向を県議会に伝えた。

庁内放送で、県職員に年頭あいさつをする仲井真知事=6日午前9時半、県庁

 仲井真知事は庁内放送後に記者団の取材に応じ、19日に投開票予定の名護市長選について「末松文信氏が(辺野古推進で)一本化できた。足がまだ痛いが、なるべく選挙を手伝いたいと思う」との考えを示した。

 年頭あいさつの中では承認した理由を「環境保全について現在考えられるレベルで保全措置が取られている。(公有水面埋立法が定める)基準に適合している」と述べ、職員にもあらためて理解を求めた。

 政府に対して普天間の5年以内の運用停止や日米地位協定の改定など4項目を求めていることを強調し「物事が前に進んだ。成果を見守りたい」とも述べた。

 9日の県議会臨時会は知事の出席時に緊急質問をする予定で、7日の議会運営委員会で質問者の数などを協議する。