「むすめさん 写真片手に 海外へ」

移民かるたを紹介する金城さつきさん(右端)ら沖縄NGOセンターのメンバー=宜野湾市・同センター事務所

  沖縄NGOセンター(宜野湾市)が2011年に作製した「移民かるた」が学校や地域のイベントなどで活用されている。渡航時のエピソードや移民が推進されたころの様子などを具体的に描き、移民史を楽しみながら学べると人気だ。(久高愛)

 移民かるたは五・七・五で南米やハワイへの移民の様子を書いた読み札と写真やイラストの取り札がある。読み札は、日本語と英語の2カ国語版、日本語とポルトガル語・スペイン語の3カ国版の2種類。

 取り札の裏には、より詳しい説明が書かれている。「移民した独身男性が結婚相手を探すために沖縄に写真を送り、相手が見つかると移住先へ呼び寄せた。そうして嫁いだ女性を写真花嫁、ピクチャーブライドと呼んだ」「沖縄では戦前アグーが11万頭飼育されていたが、戦後は千頭まで激減した。それを救うためにハワイの県人から550頭が贈られ、今日の沖縄の畜産を支えている」といった今につながる逸話も紹介されている。

 同センターの金城さつきさんは「移民の歴史を通じて、若い人たちが沖縄について学び、世界に目を向けるきっかけにしてほしかった」と製作の目的を語る。

 学習発表で使ったり、海外の親類に送るために購入する人が多いという。また、県外の日系人が多く暮らす地域の人も、「彼らのルーツを学びたい」と購入していくという。

 2カ国語版も3カ国版も千円。問い合わせは同センター、電話098(892)4758。