球陽製糖(志良堂勝啓社長)は8日、うるま市の同社工場で2013年産サトウキビの粗糖生産を開始した。昨年夏場の長期にわたる少雨で、干ばつ被害による減産が懸念されたが、同工場社員やうるま市が農家の水やりを支援したことが奏功し、今期のキビ生産量は前年比27%増の6万3950トンとなる見込み。粗糖生産は39・7%増の7739トンを計画している。

粗糖生産の安全操業を願って、サトウキビを原料ヤードに投入する球陽製糖の志良堂勝啓社長(右から3人目)ら=8日、うるま市川田

 球陽製糖は本島中北部の14市町村で生産されたキビを圧搾し、上白糖やグラニュー糖などの原料となる粗糖にしている。操業期間は3月28日までの80日間で、ことしは昨年より操業日数を25日延ばした。農家の高齢化による栽培面積の縮小や離農もあって、キビ生産量は減少傾向にあるため農家の収穫にゆとりを持たせて、来年に向けた春植えの作業時間を十分取れるよう配慮した。

 志良堂社長は「台風で昨年、2年連続でキビ生産量が落ち込み、農家の中には収益が厳しいところも出てきている。再生産ができるように苗を新植できるよう支援したい」と話した。