【石垣】八重山農林高校アグリリサーチ部と石垣市内栽培農家の金城美沙江さんが、アイスクリームなどで使用するバニラの香り付け(キュアリング)について作業手順を確認するなど研究を進めている。これまで高級香料のバニラの製品化に向けて島内での栽培や初開花に成功しており、年内に商品化を目指す考えだ。

バニラの実をゆでる金城さん(左)とアグリリサーチ部の生徒たち=八重山農林高校

 キュアリングはバニラの実をゆでた後、発酵や乾燥、調整の過程でバニリンという香り物質を生み出す作業。12月27日、同校で収穫したバニラを大きさごとに分け、グループごとに湯通しした。

 金城さんはバニラ栽培を始めて2年目。今年収穫を予定しており、同部の生徒から手順を聞きながら実を次々にお湯に入れていった。

 今後、14日間の1次乾燥、20日間の2次乾燥、約3カ月の調整期間を得て、製品として仕上げる予定だ。同部の船越秀輝顧問によると、15センチ以上の実は輸入品で一本300円ほどで販売される高級香料になるという。

 金城さんは「年内に製品化を目指す。島内のスイーツに使ってもらうことで島おこしに貢献したい」と力を込めている。