【宮古島】来間島内に太陽光発電施設を設置し、島内エネルギーを地産地消する県、宮古島市の「来間島再生可能エネルギー100%自活実証事業」開始式が9日、同島内であり参加者が事業の運用開始を祝った。市によると、島内で電力を地産地消する同種の取り組みは全国で初めて。

来間島の再生可能エネルギー実証事業開始式で蓄電池を前にテープカットする参加者=9日、宮古島市下地

 同事業は、エネルギー保全やCO2排出削減を目的に、来間島内に31カ所の太陽光発電と一つの地域蓄電池を設置。島内で使用する電力の大部分にあたる約380キロワットを賄って約100世帯に供給し、再生可能エネルギーを効率利用するモデルを構築する。

 県のスマートエネルギーアイランド基盤構築事業の一環として市が委託を受けて実施。総事業費は約6億円。2011年度からシステム構築を進め、9日に運用を始めた。運用期間は9日から来年3月31日まで。同日は県や市のほか、沖縄電力、三井物産、東芝などの事業関係者約50人が開始式に参加した。

 県商工労働部産業政策課の金良実課長は「宮古島での事業実施は意義深く低炭素社会、エネルギー関連産業の振興に寄与するものと期待する」とあいさつ。

 下地敏彦市長は「宮古だけでなく県内、国内各離島のシステムモデルになる画期的事業の実施を喜びたい」と述べた。