那覇市久茂地の沖縄タイムス社旧社屋の基礎に用いられていたリュウキュウマツの杭(くい)から製作した三線が10日、同社に贈呈された。現代の名工でもある新城伸治さんが代表を務める新城工作所(浦添市)が作ったもので、独特の光沢がある棹(さお、ソー)が、目を引いている。一般にも販売予定で、価格は5万円。

リュウキュウマツから製作した三線をPRする新城工作所の新城代表(左)と慶佐次相談役=10日、沖縄タイムス社

 三線の棹部分は通常、密度が高く、堅さのある黒檀(こくたん)やゆし木などが使われる。同工作所は、沖縄の文化を支えた旧タイムスホールの地下にあったリュウキュウマツを活用したいと考え、特殊な加工を施した棹を時間をかけて完成させた。

 同工作所の新城代表と慶佐次興達相談役は「しっかりした味わいのある棹ができた。ホールにゆかりのある人にもぜひ弾いてほしい」と話している。

 問い合わせは同工作所098(878)2661まで。