季節や天候を問わない沖縄の観光資源を活用したコンテンツを探る検討委員会が9日、県庁で開かれ、観光協会や観光ジャーナリストなどの観光事業者で検討された九つの体験型ツアーを、モデル事業として来年度の県事業で実施することが決まった。県は来年度から2016年度までの3年間で、年に九つずつ全27ツアーを実施し、観光閑散期の底上げと、荒天時でも満足度の高い旅行商品の開発を目指す。

観光閑散期の底上げなどについて意見を交わす検討委員会のメンバー=9日、県庁

 県事業の「沖縄感動産業戦略構築事業」の一環。検討委員会と日本旅行業協会(JATA)沖縄支部の会員旅行社が、実現可能性や集客効果などを考慮し、27のモデル案を造成した。

 来年度実施されるのは、夜の漁船に乗り漁師の生活を体験する「海人ナイトサファリ」や、沖縄の薬草や無農薬野菜を収穫し薬膳料理やハーブティーを楽しむ「沖縄オーガニックツアー」など。ツアーを催行する旅行社は、来年度、県の公募で選ばれる。

 県文化観光スポーツ部の前田光幸統括監は「海だけではない新たな魅力を発信し、沖縄のイメージを刷新したい」と話した。