【那覇】首里まちづくり研究会は11日、古い写真で首里の風景を楽しむ「古写真タイムトラベル首里」を市大中の首里劇場で開いた。地域住民ら約200人が参加し、戦前から復帰前までの首里の風景と現在の様子を比較するなど首里の街の変化や発展を考えた。

首里の古写真を見ながら当時を振り返り、現在との違いなどを考え楽しんだ「古写真タイムトラベル首里」=11日、那覇市首里大中町・首里劇場

 かつての様子を知る首里振興会の慶佐次興和さん(76)や首里崎山町自治会の真栄里英夫さん(76)らが登壇。戦前の守礼門や、沖縄戦で焼失した首里教会、金城町の石畳などの写真を、現在のものと比べながら思い出を語り合った。会場からは「懐かしいなあ」と声が上がった。

 来場した山城良子さん(84)は、生まれも育ちも首里。鳥堀町にあった首里市営バスの写真を見て「懐かしいね。那覇の街に出掛ける時よく乗ったよ」とうれしそう。「写真をたくさん見て、昔の首里の風景を思い出した」と話した。

 研究会は、首里地域のコミュニティー活性化を目指して首里のまちづくりを研究している。今回のタイムトラベルは、県地域観光資源創出事業の一環。県内の人や観光客に首里の魅力を知ってもらおうと開かれた。