北中城村瑞慶覧の国道330号で大型トレーラーの荷台部分が対向車線にはみ出し、軽自動車2台を巻き込んだ13日の事故で、軽自動車の助手席に乗っていた女性(19)は14日正午すぎ、搬送先の病院で死亡した。別の軽自動車を運転し、事故後間もなく死亡した会社員男性(37)と同乗者の女性(34)に加え亡くなったのは3人。

トレーラーの荷台に積まれていたとみられる橋桁=14日午前0時45分ごろ、北中城村瑞慶覧の国道330号

トレーラーの荷台に積まれていたとみられる橋桁=14日午前0時45分ごろ、北中城村瑞慶覧の国道330号

 沖縄署は13日、トレーラーを運転していた会社員の男性(38)を自動車運転過失致死の疑いで現行犯逮捕した。「間違いない」と容疑を認めているという。

 県警によると、県内では一つの事故で3人死亡は記録が残る2001年以降初めて。沖縄署が車両の不具合や人的要因などを含め慎重に調べている。

 女性は、意識不明の重体だったが14日正午すぎ、搬送先の病院で死亡した。急性硬膜下血腫という。同じ車に乗っていた女性の娘(1)と夫(19)を含む3人の男女が重軽傷を負った。

 同署によると、トレーラーはライカム交差点方面から瑞慶覧交差点方面へ南向け進行中、長さ23メートル重さ20トンの鉄筋コンクリート製橋桁を積載し、けん引していた荷台車部分(ポールトレーラー)が右方向にそれた。中央分離帯を乗り越え、対向車線を北向け進行中の軽自動車2台に次々と衝突した。

 容疑者が勤める運送会社の社長(46)は事故原因について「(後部の荷台を固定する)ロックピンが抜け落ちたことによるものと考えられる」とした上で、「ご遺族の皆さまに心からおわび申し上げます。誠心誠意償いたい」と謝罪した。

 県警などによると、容疑者に飲酒運転や過積載の疑いはない。

 道路管理者である南部国道事務所へ、橋桁を積んで通行する届けを出し、許可を得ていたという。車両前方から荷台後方までの長さが25メートル未満で、公安委員会への届け出義務はなかった。