北中城村瑞慶覧の国道330号で13日に起きた交通死亡事故で、トレーラーは事故当日、沖縄総合事務局に事前申請したルートではなく、当日に変更を決めたルートを走っていたことが15日までに、関係者への取材で分かった。総合事務局は申請外のルート走行は道路法違反にあたるとして元請け業者の通行許可取消などの行政処分を検討している。道路法は、道路保全のための法律で、特殊車両が公道を走る時には事前申請が必要。安全運行できるか審査を経て通行許可が与えられる。

橋桁運搬 申請のルートと実際のルート

 今回の運搬作業では、事故を起こした車両を所有する「平成重車輌」の元請け業者がまとめて申請。元請け会社社長によると、事故当日に下見し、申請したルートで工事や坂の途中のカーブに気付いたことなどから、「スムーズに運べない」と判断。申請していない別ルートを選んだという。

 ルート変更には、再申請が必要だと認識していたという。社長は「運搬当日で再申請の時間がなかった。被害者や家族、関係者に大変申し訳ない」と陳謝した。事故を起こした平成重車輌はルート変更を知らなかったとみられる。

 事故のあった13日は、県が発注する浦添市の道路改良工事で、橋の架け替えに使用する橋桁7本を平成重車輌を含む3社が分担し運搬する予定だった。全ての車両が申請外のルートを走行していたという。