日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力40周年を記念した日・ASEAN観光交流会議(主催・県、沖縄観光コンベンションビューロー)が15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。日本とASEANの観光会議が県内で開かれるのは初めて。各国の政府関係者や観光事業者300人が参加し、基調講演や分科会を通して観光振興やビジネス交流の発展について学んだほか、商談会に参加した。

ASEAN諸国からのバイヤーと県内外からの出展業者が集まった商談会=15日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター会議棟

本会議では日本とASEAN諸国の観光について基調講演が行われた

ASEAN諸国からのバイヤーと県内外からの出展業者が集まった商談会=15日午後、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター会議棟 本会議では日本とASEAN諸国の観光について基調講演が行われた

 主催者あいさつで高良倉吉県副知事は「沖縄の地理的特性や歴史を生かし、21世紀の万国津梁(しんりょう)として、日本とASEANの交流促進につなげたい」と沖縄開催の意義を強調した。

 県は、日本とアジアの間に位置する地理的優位性と、交易などの歴史的な背景を売りにASEAN各国との関係を強化し、経済交流を活性化させたい考えだ。会議は17日まで開かれ、総括シンポジウムや県内視察ツアーが実施される。

 15日の本会議では、口コミ旅行情報サイト・トリップアドバイザーグローバルディスプレイセールスのマーティン・ヴァードンロー副社長と、旅行作家の山口由美さんがそれぞれ基調講演した。

 ヴァードンロー副社長は同社のユーザーを対象にした調査を基に、多くの旅行者はインターネットを利用し慎重に旅先を選んだ上で、旅先でも常に情報収集し続けていると説明。その際に最も参考にするのが口コミであるとし、情報発信力の重要性を訴えた。

 山口さんは、東南アジア発のホテル「アマンリゾート」が高級リゾートとして成功した例を紹介。富裕層をターゲットにした市場開拓でブランドイメージを構築することが、国際的な集客力につながると強調した。

 本会議後は、ASEANからの観光誘客の課題を探るパネルディスカッションや、ASEAN各国の観光を紹介する分科会が開かれた。