1986年から1年間だけ放送された週1回30分釣り番組『気ままな釣り仲間』。

 「記念すべき第1回は、エドさんに幻の魚、迷彩色ウナギを釣っていただきます」

 「それ、どこにいるの?」

 「八重山諸島の西表島です」

 制作が調べてきた概要は、《鹿児島以南に生息する大ウナギの一種で、体長は1メートルを超える。野戦部隊の迷彩服にそっくりな体色。性格はどう猛で雑食》

 「現地の人は食用にしているそうです」

 仲間川上流の沼地からガイドと2人で竿(さお)を出したのは3月5日。イシダイ仕掛けにエサは冷凍イカの1本掛け。

 午後2時にアタリ!

 「行け行け、もっと持って行け!」

 30秒後、リールスプールから道糸がダダーッと放出。

 「乗ったぜ!」

 ズルズルと上がって来たのは、1メートル32センチのまぎれもない迷彩色の大ウナギ。

 「やったァ!」

 意気揚々と宿に戻り、カバ焼きにしたら32串もできちゃったので、地元の人たちと浜で早速の宴会。

 ところが、4月の第1回オンエアを見たら、その場面がカットされている。

 「モシモシ、どうして?」

 「すいませ~ん、天然記念物食べちゃったんで、放映できませんでした」(芸能もやる磯釣り師)