【名護市長選取材班】任期満了に伴う名護市長選が19日に投票、即日開票される。米軍普天間飛行場の市辺野古移設問題を最大の争点に、前県議で新人の末松文信氏(65)=無所属、自民推薦=と、2期目を目指す現職の稲嶺進氏(68)=無所属、社民、共産、社大、生活推薦=の2人が、一騎打ちの激しい選挙戦を繰り広げている。最終日の18日、両選対は午前中から市内で支持を呼び掛け、夕方には打ち上げ式で最後の訴えに臨む。

 昨年末、政府の辺野古沿岸部の埋め立て申請を承認した仲井真弘多知事の判断の是非を問う意味合いもあり、移設先の民意の行方に全国的な関心も高い。

 末松氏は「辺野古移設に伴う振興策を活用したまちづくり」を主張。地域や企業回りを中心に運動を展開し、政策の浸透を目指す。自民党の石破茂幹事長や仲井真知事らも名護入りし、支持を呼び掛けた。

 17日は小渕優子元少子化担当相や仲井真知事らとスポット演説。「今選挙を機会に対立の構図をやめ、新しい時代に向かって進もう」と訴えた。

 稲嶺氏は「辺野古の海にも陸にも新しい基地は造らせない」と移設反対を主張。保革が相乗りする“市民党”態勢で運動を展開し、地域や市民に密着した政策を訴え、浮動票などの獲得を目指す。

 17日は企業のあいさつ回りや市街地でスポット演説。「4年前に見せた名護市の思いを、いま一度示そう。名護発のオール沖縄をつくろう」と訴えた。

 選挙時登録者数は4万6665人(男性2万2882人、女性2万3783人)。17日までの5日間の期日前投票者数は1万2141人で26%が投票を済ませた。2010年の前回選挙の同時期より849人多い。