【糸満】南部家畜市場(糸満市武富)で17日、肉用牛の初競りが開かれ、子牛(雌)が84万7350円の最高値をつけるなど、幸先のいいスタートを切った。関係者によると「全国的に、取引される牛の頭数が少ないことが価格高騰の要因ではないか」と話す。競りにかけられたのは計388頭で、子牛320頭と成牛68頭。

 同日の総取引額は、約16億8千万円で、子牛1頭当たりの平均価格は47万4383円。前年同月に比べ、総額は約2千万円高く、子牛の平均価格も約7万円上回った。昨年の同市場年間取引実績は、県内全家畜市場のおよそ1割だった。

 同市場運営委員会の砂川博紀委員長(JAおきなわ理事長)は「TPP問題や、飼料価格の高止まりなど、畜産経営は厳しい状況。行政と連帯を強化するなど、肉用牛振興を推進し、生産農家の所得向上に取り組んでいきたい」と述べた。