【南城】おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションの歴代入賞者や県内外の演奏家61人で編成した「シュガーホールオーケストラ」のニューイヤーコンサート「新世界より」(指揮・大勝秀也)が11日、同ホールであり、巧みな奏法と会場いっぱいに響く演奏で満員の観客を魅了した。

合唱で中学生ら市民もステージに加わったシュガーホールオーケストラのコンサート=南城市・シュガーホール

 コンサートは市内すべての中学2年生がオーケストラを体験するプロジェクト「音楽と科学の旅」の一環。生徒たちはドボルザークの交響曲第9番「新世界より」を題材としたワークショップや、レクチャーコンサートに参加。コンサート当日も、受付を担当するなどしてコンサート運営を体験した。

 弦楽器で観客を引き込み、高らかに鳴り響くトランペットの音色で「新世界より」への旅がスタート。アメリカ大陸を主題とした壮大な曲想が、オーケストラの厚みのある音色で展開された。

 子どもたちにも親しみやすい楽曲を披露しようと、同ホール芸術監督で作曲家の中村透氏が、オーケストラ用に編曲した湘南乃風「炎天夏」も演奏された。曲間にはパーランクーや三板が登場し、和やかなムードに包まれた。

 中学生代表とシュガーホールを拠点に活動する三つのコーラスグループが加わり、山崎朋子作「大切なもの」を合唱。スメタナ「モルダウ」、映画E.T.より「フライング・テーマ」などなじみの名曲も演奏された。(平田美智子通信員)