沖縄伝統芸能の保存振興などを主な目的にする国立劇場おきなわが18日、開場10周年を迎え、浦添市の同劇場で記念式典と祝賀公演が行われた。

祝賀公演で披露された「執心鐘入」。座主の命令で、鐘の番をする小僧たち(右)の前に宿の女が現れる=日、浦添市・国立劇場おきなわ(国吉聡志撮影)

 仲井真弘多知事や冨岡勉文部科学大臣政務官、眞境名正憲伝統組踊保存会会長ら約500人が、劇場の歩みを振り返り、琉球芸能の継承・発展への思いを新たにした。秋篠宮ご夫妻も臨席した。

 式典で主催者の茂木七左衞門日本芸術文化振興会理事長と高良倉吉国立劇場おきなわ運営財団理事長が、県民や関係者の協力に感謝し、同劇場の使命を果たしていく考えを述べた。

 祝賀公演では重要無形文化財「琉球舞踊」保持者らが「かぎやで風」を舞い、同劇場組踊研修修了生らが組踊「執心鐘入」を披露した。

 眞境名会長は「伝統芸能の輝かしい未来を象徴する劇場」と祝辞。玉城節子琉球舞踊保存会会長も「若手が育ってきている」と喜んだ。