【クリッシー悦子通信員】北大東村出身で米国オハイオ州に住む里子コートランドさん(66)、夫カールさん夫妻に昨年10月24日、“4つ子”の孫が誕生した。4つ子は里子さんの長女クリスさん(37)が次女アニーさん(34)のために代理母になって出産した男の子2人と、同じ受精卵でアニーさん自身が産んだ女の子2人の双子2組。珍しいケースとあって、4つ子の誕生はオハイオ州の地元だけでなく、全米メディアでも大きく報道された。

昨年10月に生まれた4つ子の孫を抱く里子さん(後列左)とカールさん(同右)夫妻と長女クリスさんの子供たち

4つ子の誕生を伝えるオハイオ州の地元紙。全米メディアでも大きく報道された

昨年10月に生まれた4つ子の孫を抱く里子さん(後列左)とカールさん(同右)夫妻と長女クリスさんの子供たち
4つ子の誕生を伝えるオハイオ州の地元紙。全米メディアでも大きく報道された

 アニーさんは結婚後、数年たっても子供ができず、夫婦で不妊治療に通い体外受精も試みたが成功しなかった。姉のクリスさんは、アニーさん夫婦がクリスさんの子どもをかわいがる姿を見ており、妹の代理母になることを決意した。

 2組の夫婦は、弁護士や担当医師、カウンセラーを含めて話し合いを続け、体外受精でアニーさんと夫のジョビーさんの受精卵を作り、代理母のクリスさんへ2個移植。「チャンスは多いほうがいい」と医師はアニーさんにも2個を移植した。

 2週間後、クリスさん、アニーさん姉妹に受精卵が着床していることが分かり、その後、双方とも双子であることが判明。元気な赤ちゃんの出産を無事終えたあと、姉妹は感激で涙が止まらなかったという。

 4つ子の誕生で祖母にあたる里子さん夫婦の生活も一変した。

 里子さんは長年地元の病院で働いてきたが、出産に間に合わせて退職し、カールさんも一緒に現在はアニーさん宅で4つ子と一緒に居住。代理母となったクリスさんもすぐ近くに住んでいる。

 里子さんは「次女に念願の子供たちが授かったことと合わせて、妹夫婦のために体外受精に備えて長いことホルモン投与を受け、9カ月もの間双子をおなかに抱えてがんばったクリス、それを支えた家族に感謝で言葉もない。娘たちの姉妹愛の深さに親ながら感激している」と幸せいっぱいだ。