【ルイス高江洲佳代子通信員】アトランタ沖縄県人会の金城由美子会長らは7日、アトランタ市の須永和男日本国総領事公邸の新年宴会に出席し、ジョージア日本人商工会員や米南東部で日米の懸け橋となっている組織の代表者など約60人と交流した。

領事館の新年宴会に出席した(右から)沖縄県人会の金城由美子会長、夫のクレッグ・ホイットさん、須永和男総領事、県人会理事の高江洲佳代子さん=総領事公邸

 宴席では日本食や日本酒のPRも兼ねて山形県の酒や日本食専門店「なだ万」の調理師による雑煮などの正月料理が並び、箏の音が流れるなど正月気分を盛り上げた。

 須永総領事は17年ほど前、米軍普天間飛行場の移設計画に外務省の一員として関わりかなりの頻度で沖縄を訪問した経験がある。別の領事は沖縄県人会が沖縄の文化で地域と交流している状況に「大変すばらしい。熱心さには圧倒させられる。他府県出身者には例がなく、沖縄の皆さんが日本の顔になってくれている」と評価した。

 アトランタで種類販売会社に勤めるアオト宏二さんは、市場調査に来たオリオンビールの研修員を案内した経験があり、「レストランでオリオンビールや泡盛を注文すると店は客の要求に応じる。どんどん注文して沖縄の商品の市場拡大につなげてほしい」とアドバイスした。

 アトランタの日本総領事館が開館した1974年当時、沖縄県出身者も3人採用された。その後も沖縄県庁職員で外務省出向中の島袋昭彦さん夫妻がアトランタに赴任、県人系とも交流したほか、島袋さんの後任で県職員の長嶺元裕さんも2年間勤務したことがある。

 現在も事務以外の分野で沖縄県系の職員2人が勤務。旅券や戸籍、証明などの手続きで県系の人が手伝ったエピソードが今も語り継がれるなど県系人と領事館のつながりは深い。