【南城】19日告示の南城市長選で、無投票で3選を果たした古謝景春氏(58)は同日、3年後をめどに市佐敷へ本庁舎を建設する考えを明らかにした。各社の取材に答えたもので、今後の市政運営について聞いた。(聞き手=南部総局・又吉俊充)

3期目の抱負を述べる古謝景春氏=19日午後5時半すぎ、南城市佐敷の後援会事務所

 -3選の感想は。

 「ごみの最終処分場問題や大里南小学校の移転問題など痛みを伴う決断もあったが、市民の理解を得ながら行政改革に取り組み、一定の評価をいただけた」

 -2期目の政策で支持されたものは何か。

 「那覇広域都市計画から離脱し、市単独の都市計画を策定したことで企業や集合住宅の誘致につながり、雇用も生まれ人口や税収増加につながった。課題の若者の定住促進では、一括交付金で高速インターネットの基盤整備に取り組んだことも一定の評価を得た」

 「高齢者など交通弱者への外出支援も好評だ。現在無料で実験する予約型乗り合いバスは、来年度も継続し、本格的な運用に向け整備する」

 -3期目の政策は。

 「1次産業に力を入れる。ブランド牛育成の支援や農作物の施設栽培の環境整備に取り組み、担い手育成につなげる。既存の公共施設を食品加工場に利活用し、産業の6次化を推進したい」

 「玉城と大里両庁舎を整理、統合した複合型施設(本庁舎)を佐敷に建設する。中核施設と位置づけ、3年後をめどに完成させたい。周辺には約3千台の公共駐車場も整備する予定だ」

 -2016年には合併10年を迎える。

 「合併時から10年間は自分の責任と自覚してきた。南城丸の船長として『日本一元気で魅力あるまちづくり』の実現に全力で取り組みたい」