【名護・那覇】地域食材の活用法を広げようと名護市と那覇市の2ホテルで、直売所と生産者を招いたメニュー提案会が開かれた。地元の農産物を使ってホテルがオリジナル料理を考案することで、食材を販売する直売所や生産者に地元食材の新たな魅力を再発見してもらうのが狙いだ。

アテモヤのスイーツを作るパティシエの山本健さん(中央)と説明を聞く直売所のスタッフら=名護市・オキナワマリオットリゾート&スパ

自ら作った野菜をホテルメニューで味わう南城市の生産者ら=那覇市・リーガロイヤルグラン沖縄

アテモヤのスイーツを作るパティシエの山本健さん(中央)と説明を聞く直売所のスタッフら=名護市・オキナワマリオットリゾート&スパ
自ら作った野菜をホテルメニューで味わう南城市の生産者ら=那覇市・リーガロイヤルグラン沖縄

 提案会は県の直売所を核とした県産食材消費拡大事業の一環。

 名護市のオキナワマリオットリゾート&スパでは17日、北部の果実を使ったスイーツ(菓子、デザート類)の作り方を実演。

 パティシエの山本健さん(35)が恩納村産アテモヤを使い、ヨーグルトなどと合わせたクレームダンジュやブリュレ、タンカンと砂糖を煮詰めたコンフィチュールの作り方を説明した。

 アテモヤ農家の屋宜盛満さん(65)は「生食以外にいろんな食べ方があり、可能性を感じた」。おんなの駅なかゆくい市場店長の与儀繁一さんは「素材を生かすプロの技を参考に店頭でもおいしさを伝えていきたい」と今後の商品開発にも意欲を見せた。

 那覇市のリーガロイヤルグラン沖縄では15日、生産者14人が参加して山口保料理長(41)が考案した南城市の野菜30品目を調理。

 ホテルには南城市の直売所「高原の駅なんじょう」(平良幸泉代表)が2年前から野菜を出荷しており、さまざまな調理法で一皿に並べた「おもてなし」プレート、ジャガイモとトマトのスープなどが披露された。

 タマネギやハンダマを栽培する宮城広行さん(76)は妻〓子(としこ)さんと出席。「自分たちの作ったものがどんな料理になるのか楽しみだった。沖縄の野菜の豊かさが詰まった一皿」と感激した様子だった。

※(注=〓はへんが「日」つくりが「文」)