ことしに入り、管内の那覇市内で自転車を使った4件のひったくり事件が発生している那覇署は20日、署員が犯行の手口を再現し、被害に遭わない対策の必要性などを呼び掛けた。発生した4件のうち、自転車に乗っていて被害に遭うケースが3件あり、生活安全課の真栄城修課長は「こういうケースは、県内でこれまでにあまりない。自転車のかごにはカバーを掛けるなどの対策が必要だ」と注意を促した。

ことし多発している自転車に乗った女性を狙ったひったくりの手口を再現する那覇署員=20日、同署構内

ことし多発している自転車に乗った女性を狙ったひったくりの手口を再現する那覇署員=20日、同署構内

 犯行の再現では、女性が肩に掛けたり、自転車のかごに入れていたりしたバッグが、自転車やバイクなどで後方から近づいてくる男に一瞬のうちに奪われた。

 同課では「人通りの少ない場所、時間帯は避ける」「ガードレールのある歩道をできるだけ利用し、車道側にバッグを肩から下げない」ことを注意点として挙げた。

 同署によると、4件のひったくりの被害者はすべて女性で、時間帯は3件が未明の発生。1件は昼間の犯行だったが、周辺が歓楽街で、その時間帯は人通りが少ない場所だった。

 同署管内では近年、年間20件前後のひったくりが発生しているが、同署は「例年の2倍のペース」として危機感を募らせている。