戦前、鏡水などで盛んに作られていた鏡水大根(カガンジデークニ)の収穫がピークを迎えている。豊見城市我那覇にある新崎實さん72の畑で22日、那覇市田原のたばる愛児保育園(上原廣子園長)の園児40人が収穫体験した。

力いっぱい大根を引き抜く子どもたち=22日、豊見城市我那覇(国吉聡志撮影)

 鏡水大根は県の代表的な在来種。戦後の軍用地接収で栽培が途絶えたが、2006年に新崎さんら農家が復活させた。ラグビーボールに似た形で大きくなると長さ40センチ、太さ60センチ、重さは8キロ近くになる。甘味が強く、食感はカブに近い。

 青空の下、園児は「うんとこしょ」「どっこいしょ」と声を掛け合い、約60本を力強く引き抜いた。

 大根を11本も引き抜いた比嘉ひよりちゃん(6)は「全然重くなかった。甘くておいしい大根だいすき」と笑った。企画したJA小禄支店の照屋強課長は「子どもたちもカガンジデークニのように元気に育ってほしい」と話した。