全国中途失聴者・難聴者福祉大会が25~27日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるを主会場に、県内で初めて開かれる。県難聴・中途失聴者協会のメンバーら13人が、「聞こえにくさ」が一人一人違う聴覚障がいへの理解を広めたいと、およそ2年かけて準備を進めてきた。全国から約200人が参加する予定だ。

聴覚障がいへの理解を広めたいと、全国大会に向け準備する実行委員会のメンバー=18日、那覇市内

 大会は、中途失聴者と難聴者の課題把握や、交流を目的に開催される。聴覚障がいのある岡島実弁護士が「権利ってなんだろう」と題して講演するほか、就労や情報保障の在り方についての分科会がある。

 実行委員長で重度難聴者の根間洋治さん(43)は「見た目では分かりにくい障がいである。聴覚障がいへの認識が広がってほしい」と、大会に期待を寄せる。

 根間さんによると、難聴者は補聴器を装用することで会話ができるが、人混みや遠距離でのやりとりは難しく、体調によっても聞こえ方は異なるという。中途失聴者は、突然聴力を失ったことで、退職に追い込まれたり、自信を失ったりするケースも。「遠慮から、当事者は聞こえにくさを訴えにくい」と根間さんは説明する。

 ただ、「その人に合った配慮があれば、仕事も勉強も問題なくできる」と訴える。大会では、要約筆記や手話通訳、補聴器利用を補助する「磁気誘導ループ」などを用いて、「情報保障の形」を示す。26日午後1時30分からの岡島弁護士の講演は一般公開するため、「多くの人に参加してほしい」と呼び掛ける。

 講演会は事前申し込みが必要で、参加費は資料代として500円。問い合わせはメール、2014.1.25.okinawa@gmail.com (嘉数よしの)