【東京】東京・関東地域のウチナーンチュの情報を発信する東京沖縄県人会の機関紙「月刊おきなわの声」(発行人=渡久山長輝・東京沖縄県人会長)が昨年12月で創刊35周年を迎えた。1月号で402号を数え、沖縄のニュースや県人会、郷友会活動などを伝えてきた。一方で米軍普天間飛行場問題やオスプレイ配備に反対する集会などを報じ、沖縄問題の解決を訴えている。来月9日には記念講演と祝賀会が開かれる。

「沖縄の情報を発信し、県系人同士を結ぶ役割を果たしている」と語る「おきなわの声」6代目編集長の金城さん=東京・八重洲、東京沖縄県人会事務所

 機関紙は1979年12月10日、「月刊東京・沖縄の人」の題で創刊。復帰を境に、マスコミの沖縄報道が減り、県人会として情報を発信する必要性が高まっていた。81年10月から現在の「おきなわの声」として毎月発行している。

 来月、80歳になる金城驍(たけし)さんは6代目編集長。出版社編集担当の経験を生かし、95年から取材やレイアウトを手伝い、2001年から編集長。現在も、琉球舞踊の公演やイベントなどを精力的に取材している。

 金城さんは「沖縄の情報が乏しい時代から県人会や県系人を結ぶ役割を果たしている」と意義を語る。

 バブル期以降、広告料が減り、慢性的な財政難が続く。1200部を印刷する時期もあったが、会員の高齢化などで平均部数は月800部だという。金城さんは「今後も沖縄県人のために、40年も50年も歴史を重ねてほしい」と話した。

 記念講演では、作家の佐藤優氏が「沖縄にとって、日本とは」と題して話す。