【台北で仲田佳史】日台漁業協定の対象水域での操業の在り方を決める政府レベル交渉の日台漁業委員会が23日、台北市内で開かれ、八重山北方の三角形の一部水域での操業ルールで合意する見通しとなった。水域を4エリアに分けて、そのうちの1エリアでは漁船間距離を4カイリ(約7・4キロメートル)空ける日本の操業ルールを適用する。24日の委員会で正式決定する。残り3カ所については来年、再び協議する。

 「特別協力水域」は北緯26度を境に水域を2等分し、北側を日本、南側を台湾が使用する方向で、24日の委員会で協議する。特別協力水域も合意できれば、ことしの4~7月のクロマグロ漁の間、適用される。来年以降も適用を継続するかは再び協議して決める。

 日台双方で割り振った水域では互いの操業ルールを適用。日本の水域では漁船間距離を4カイリ、はえ縄を入れる方角が南北となる。台湾の水域では漁船間距離を1カイリ、はえ縄は東西となる。

 操業ルールは、日台ではえ縄を入れる方角が異なるため、漁船間の距離を4カイリ(約7・4キロメートル)空けなければ縄が交錯し、水域で操業できないとする日本と、操業隻数が多いため1カイリ間隔から広げると、操業できない漁船が出てくるとする台湾とで意見が対立。当初は水域で適用する漁船間の距離の統一を目指していたが、折り合いがつかなかったため、ともに相手の漁船間距離を認めることで、譲歩する格好となった。