【宮古島】ハンセン病問題の歴史を伝える国立療養所宮古南静園の「ハンセン病歴史資料館」(人権啓発・交流センター)が2015年3月、園内に開館することが23日明らかになった。この日は同園内で第1回企画運営委員会があり、出席した委員が施設の目的や基本計画案を承認した。

 同館は、かつての国のハンセン病隔離政策によって差別された患者や回復者の苦難の歴史を伝え、人権の回復を訴える拠点となる。関連資料や図書の収集・保管や園内ガイドの事務、学校教育・地域活動との連携などを行う。園内の旧事務棟(平屋、約600平方メートル)を改装する。早ければ今月中に工事着手し、15年3月開館を目指し整備する。

 第1回委員会では、新城日出郎園長から市、市民グループ、教育関係者、学識経験者など14人に委嘱状が手渡された。委員長にはパイカジの会の氷上信廣代表、副委員長にはハンセン病と人権市民ネットワーク宮古の亀濱玲子共同代表が選ばれた。新城園長は「ハンセン病の歴史を次世代に残し、こういった問題が二度と起きないよう考える施設にしたい。皆さんのご提案をお願いしたい」と述べた。