【浦添】ジャマイカのワールド・レゲエダンス・チャンピオンシップで日本人として初優勝した宜野湾市出身ダンサー、I-VAN(アイバン)さん(30)=本名・当山勝平さん=が21日、仲西中学校で「うそみたいな本当の話」と題して講演し、1、2年生約670人にレゲエ用語でハートややる気を意味する「バイブス」の大切さを説いた。

生徒と一緒に笑顔をみせるI-VAN(アイバン)さん(中央)=21日、仲西中

 スポットライトを浴びたI-VANさんは「いい感じにまぶしいね、ヤーマン!」と切り出し、リラックスしたジーパン姿でマイクを握った。

 小中高校時代はサッカー一筋で過ごし、大学に入るとやりたいことがなく「アシバー」になったという。

 「でも何かに一生懸命になりたいわけよ。そのためにはシンプル。外に出ること」。20歳の時、周囲で誰も試していないジャマイカ行きを決行した。

 現地に着いたとたん大型ハリケーン「アイバン」に襲われたこと、夜間に銃声が響き今まで強盗に4回遭ったこと、英語がほとんどしゃべれずサッカーを通じて獲得していったことなどを話した。

 さらに「できないのはやらないからだ」という父勝正さんの言葉を紹介。「沖縄一なんてちっちゃい夢じゃなくて、まずは世界一から狙おうぜ。スポーツと同じで、イメージしてるうちに冗談がホントになるから」と呼び掛けた。

 仲西中1年の長嶺和輝君は学習発表会で英語のスピーチをしたことがあり、「いつか、みんなの行かない英語圏に行ってみたい」と刺激を受けたよう。2年の下地秀佳さんと喜名愛莉さんは「世界一なのにすごく近い存在っていう感じがする」と引き込まれていた。