高校駅伝の第21回新人大会(31日、今帰仁村)に、定時制で初めて那覇工業高が出場する。8人の部員はアルバイトと午後5時からの授業との合間を縫って練習しており「全員が自己ベストのタイムを出したい」と目標を掲げている。(天久仁)

「チームワークでたすきをつなぎたい」と意気込む那覇工定時制駅伝部のメンバー=16日、那覇工業高

 部員はもともと陸上や卓球、バドミントンなどの部活をしていたが、駅伝経験者の本村優教諭(28)が熱心にスカウト。「まずやってみよう」と挑戦を決め、昨年11月の県大会出場のために、直前に部を発足した。

 「初めから思い切り飛ばしたり、駅伝の走り方を知らない子ばかりだった」と、本村教諭。練習は学校隣の公園で、本村教諭が、一人一人に合わせて丁寧に指導していった。初めて臨んだ11月の大会は定時制としては数十年ぶりの出場だったといい、参加25チーム中22位だった。1区を走った3年の比嘉健太君(18)は首位に10分以上の差をつけられたが「仲間の激励がうれしかった」と振り返る。

 アルバイトと勉強だけでも大変で、練習が加わるのは正直きつい、と全員が口をそろえる。しかし3年の比嘉神羽部長(18)は「バイトに向かいながら走ったり、少しでも練習できるように工夫するようになった」という。

 31日の大会は約21キロを5人で走る。スピードを付ける練習で追い込みをかけている。比嘉部長は「順位よりも、大会後に、肩を組んで喜べるような満足できる走りをしたい」と話した。