県議会野党4会派の所属県議は27日、県議会で記者会見し、仲井真弘多知事に普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う埋め立て承認の取り消しと、知事職の辞任を求める声明を発表した。4会派は会見後の代表者会議で、知事が要求に応じない場合は県議会2月定例会の予算審議などで、執行部に厳しい対応で臨む方針を確認した。

記者会見する野党4会派の県議団=県議会

 声明は社民・護憲、県民ネット、共産、社大の連名。名護市長選で、移設に反対する稲嶺進市長が再選されたことを念頭に「名護市民は政府の辺野古移設強行と、知事の埋め立て承認にきっぱりとノーの審判を下した」と指摘。

 知事の承認には「いかに県民に対する背信行為、歴史的裏切りであるかは明らかで、知事の職に居座り続けることは許されない」と糾弾している。

 その上で知事に(1)名護市で明確に市民の審判が下されたことを重く受け止め、ただちに辺野古埋め立て承認を取り消す(2)辺野古移設を断念し、普天間飛行場は閉鎖・撤去することを求める(3)ただちに知事職を辞任し、県民に信を問う-よう求めている。

 渡久地修氏(共産)は2月定例会の審議をめぐり「辺野古関連の予算があるかどうかを含めて精査し、内容を見極めた上で厳しく対応したい」と述べた。

 県議団は声明の発表後、県庁に親川達男基地防災統括監を訪ね、声明文を手渡した。

 県議会の野党・中立会派は今月10日の臨時会で、知事の辞任を求める抗議決議を可決した。決議後に辺野古移設が最大の争点となった名護市長選が投開票され、移設反対の稲嶺氏が当選したことから、再び野党会派の意思を示す必要があると判断し、記者会見した。