体育の授業以外は全く運動をしていない子どもの割合が、県内は小学5年男女と中学2年男子で全国一高いことが27日、分かった。文部科学省の小学5年生と中学2年生を対象にした調査結果を県教育庁が分析した。運動時間「ゼロ」の小学女子は13・3%で全国平均7・6%の2倍近かった。県教育庁保健体育課は「運動する習慣がないことが、体力の低下や無気力につながっている可能性も否定できない。喫緊の課題として捉え、運動が楽しいと感じられる授業をしたい」と話している。 文科省が昨年4月から7月、小学5年と中学2年の男女を対象に実施した2013年度全国体力テストの結果を基に、県教育庁が独自に分析した。文科省は08年から調査を実施、13年度は都道府県別の運動時間などの結果は公表していない。

 体育の授業を除き、部活やスポーツクラブなどの活動も含めて何かしら運動をしているかの質問について、「全くしていない」と答えたのは、小学男子で6・8%(全国平均4・3%)、中学男子で7・3%(同5・1%)で、2ポイント以上の差があった。中学女子は18・0%(同15・9%)と全国で9番目だったが、調査対象だった県内小学5年と中学2年の男女の中で最も高い割合だった。「週に3日以上」運動していると答えたのは、中学男子は78・9%、小学男子が62・5%、中学女子で57・9%だったが、小学女子は36・5%だった。

 県教育庁は、運動を全くしていない児童・生徒が多い背景を(1)幼いころから運動する習慣が身についていない(2)生活習慣が不規則(3)運動に興味関心が低い子や女子への取り組みの効果が薄い-と分析している。

 県教育庁は2月に専門家を交えた県児童生徒体力向上推進委員会を開き、結果の分析や具体的な対策について話し合う予定だ。

 文科省は13年度、運動しない理由について調査していない。調査をしていた2012年度では、県内の中学男子は「疲れる」を挙げたのが35・7%と最も多く、小学男子は24・4%を占めた。女子で最多だったのは中学が「文化部に所属」が37・8%で、小学は「他にしていることがある」が44・9%だった。(與那覇里子)