米軍嘉手納基地の返還地にある沖縄市サッカー場の汚染問題で、米軍当局は28日夜、現場に隣接する基地内小学校の保護者を対象に初の説明会を開いた。複数の出席者によると、ダイオキシン類を含むドラム缶について当局は「米軍の物か日本の物か分からない」と発言、土地返還後に日本側が投棄した可能性に言及した。

 現役兵士を含む保護者数百人が参加、基地トップのヘッカー司令官らが説明に当たった。保護者が「ではドラム缶に日本語表記があったのか」と質問したのに対し、当局は「ない。だが、(社名が書かれていた)ダウ・ケミカルは国際企業だ」と、日本と取引があった可能性を示し、米軍の責任を認めなかったという。

 当局は冒頭、昨年6月に問題が発覚してから説明会まで7カ月かかったことを謝罪。日本側と軍独自の調査で問題がなかったことを説明し、来月初めにも独自の追加調査をすると表明した。第三者による調査を求める意見には、外部の研究機関に分析を依頼するとして理解を求めた。ドラム缶に枯れ葉剤が入っていた可能性は否定した。

 出席した保護者の一人は「日本側に汚染した責任を押し付けるのはひどすぎる」と話した。