県栽培漁業センターは本部町健堅の地先にある人工リーフに、青や黄、水色など多様な色彩を持つ二枚貝「ヒメジャコ」の養殖プレートを設置し、一面にヒメジャコが広がる「海のお花畑」の造成に取り組んでいる。食用として養殖されるヒメジャコを観光資源として活用するのが狙い。民泊や修学旅行で地域を訪れる観光客が楽しめる水中景観として整備するほか、植え付けや収穫体験などの観光メニューの開発につなげる。

恩納村の地先で試験養殖されているヒメジャコ

 ヒメジャコは刺し身などの食用にするため養殖・放流されている。ただ、生育期間が5年以上かかるため、色鮮やかな外観を生かして、成育中は観光資源として活用することにした。

 昨年6月、同町健堅の地先に、ヒメジャコの稚貝1440個体を埋め込んだ養殖プレート60枚を設置。ことし5~8月にも4320個体分の180枚のプレートを設置し、ヒメジャコの「花畑」をつくる。事業期間は2015年度までで、事業終了後は健堅地区の漁業者に管理を移し、観光客や地域の子どもたちを対象にした植え付けや収穫体験などに役立ててもらう。