中部保健所管内で、フィリピンから帰国した50代男性が麻疹(はしか)に感染していたことが分かり、県健康増進課は29日、感染拡大を防ぐためのワクチン接種などを呼び掛ける注意喚起を発表した。県内での患者発生は2009年9月以来、4年4カ月ぶり。中部保健所が男性の接触者で感染している人がいないか調査を進めている。

 男性はフィリピンで感染した後、23日に県内に帰国。発熱や発疹などの症状があり遺伝子検査を受けたところ、28日に感染が確認された。

 はしかは接触だけでなく空気感染の恐れがあるなど感染力が強い。小児が感染すると肺炎や中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがあり、予防にはワクチン接種が重要。県健康増進課は、1歳と小学校入学前の2回の定期接種がまだの人に早めの接種を呼び掛けている。

 潜伏期間は10~12日間程度あることから、同課は感染の可能性のある人に外出の自粛も呼び掛けている。