【南風原】南風原文化センター企画展「ヤシラミ織展」が25日、南風原町喜屋武の同センターで始まった。「ヤシラミ」とは、細かいシマ模様が立体的に見える沖縄の織物の技法。会場には古布収集家の當銘正幸さん(72)=豊見城市=のコレクション55点と、センター収蔵品など約10点の着物が展示され、訪れた愛好家らが熱心に見入っていた。2月9日まで。

細かな技法で織られた着物が並んだ「ヤシラミ織展」=南風原町喜屋武、南風原文化センター

 手が込んだ技法のヤシラミは、かつては儀礼服として首里や那覇では喪服に使われたが、明るい色糸を加えて織ることで、与那国では「祝い着」にも使われたという。

 今回は當銘さんが収集した喪服のヤシラミのほか、ヤシラミ花織やシルジーと呼ばれる絣(かすり)の喪服も展示。シルジーは那覇や首里など地域や身分で柄や色に違いがあるという。當銘さんは「すばらしい沖縄の文化の一つ。ぜひ見て、知ってほしい」と来場を呼び掛けた。

 2月2日午前10時から正午まで、会場で和裁の仕立職人熊谷フサ子さんによる講演会「琉服から和服へ」と、染織家大城幸正さんの南風原花織についての解説がある。

 入場無料。問い合わせは同センター、電話098(889)7399。