県企画部が2012年10月に実施した県民意識調査(対象2千人)で、「あなたは今、『幸せ』だと感じていますか」との質問に対し、計83・8%が「幸せ」と感じていることが29日までに分かった。過去7回を含め、県による意識調査で県民の幸福度を調べたのは初めて。一方で、在日米軍の専用施設の約74%が集中することに対しては計約7割が「差別的だ」と回答した。県はデータの分析を進め、3月に調査と分析の結果を公表する予定。

県民意識調査

 県は調査を1979年からおおむね5年ごとに実施し12年調査は8回目。「県民選好度調査」から「県民意識調査」に名称を変更し、周期を3年ごとに変更する。

 第8回は12年度からの新たな沖縄振興計画がスタートして初の調査。経済指標と異なる「GNH(国民総幸福度)」を重視するブータンの取り組みが注目される中で、県も初めて県民が幸せを感じているかを聞く設問を盛り込んだ。

 回答の内訳は「感じている」が38・3%、「どちらかと言えば感じている」が45・5%で約8割が幸せと回答。「感じていない」は5・0%、「どちらかと言えば感じていない」は10・6%だった。

 在日米軍基地の集中を差別的状況と思うかは「そう思う」が49・6%、「どちらかと言えばそう思う」が24・3%。「どちらかと言えばそう思わない」が6・7%、「そう思わない」が8・4%、「わからない」も10・5%いた。

 県は初めて作成した12年度からの振興計画「21世紀ビジョン」の着実な成果を出すため、県の事業や施策の進(しん)捗(ちょく)や達成度を確認するPDCAサイクルを取り入れている。一方で、数値で表せない達成度を把握するため、県民意識調査での幸福度をもとに県民のニーズにあった振興を展開できているかを把握する考えだ。