海況に応じた引き出しの多さが釣果に直結する磯の釣りで、水温の最も低くなる時期に話題をさらうのがグレ(メジナ)だ。沖縄ではその個体数の少なさから市場に出ることは多くないのだが、磯釣り師にとってはその“希少性”から高い人気を誇る。

19日、宜名真の磯で44センチ1キロの尾長グレを釣った幸地祐也さん。ファイアーブラッド1.2号、リールはハイパーフォース4000番

20日、クイシで43センチ1.2キロの尾長グレを釣った比嘉秀史さん。竿レマーレV、BB-Xテクニウム5000、道糸とハリス5号、針はジーク尾長4号

26日、北部東海岸美ら作にて41.5センチの尾長グレを釣った玉城直明さん。道糸とハリス4号(2ヒロ)、針真鯛王3号、ウキは管付き(BB)

23日、津堅で1・5キロと1・01キロのシルイチャーを釣った勝連CFCの中山幸人さん

26日、石川で2・5キロと1・68キロと1・5キロのシルイチャーを釣った宇良隆次さん

19日、宜名真の磯で44センチ1キロの尾長グレを釣った幸地祐也さん。ファイアーブラッド1.2号、リールはハイパーフォース4000番 20日、クイシで43センチ1.2キロの尾長グレを釣った比嘉秀史さん。竿レマーレV、BB-Xテクニウム5000、道糸とハリス5号、針はジーク尾長4号 26日、北部東海岸美ら作にて41.5センチの尾長グレを釣った玉城直明さん。道糸とハリス4号(2ヒロ)、針真鯛王3号、ウキは管付き(BB)
23日、津堅で1・5キロと1・01キロのシルイチャーを釣った勝連CFCの中山幸人さん 26日、石川で2・5キロと1・68キロと1・5キロのシルイチャーを釣った宇良隆次さん

 辺戸岬をはじめとする各地の岬周辺、宜名真、安田海岸に加え慶良間列島周辺の無人磯で良く釣れる。特に面白いのが那覇一文字で、一番長い本堤防、新堤、南堤、北の離れなどがある中で、潮流の関係でダントツに新堤付近で釣果が報告されている。

 古今東西グレが釣れる条件は語り尽くされてきたが、1日8時間竿(さお)を出しても姿を見ることができなかったが、納竿間際に多投したマキエサにつられて乱舞するなど、磯釣り師を狂わせる魅力は釣りの中でもナンバーワンといっても過言ではない。今年に入ってから各地で釣果情報が濃く今が狙い目。

 友人からグレ情報を聞きつけた幸地祐也さん。19日、前日から訪れていた宜名真海岸で早朝6時30分からスタートフィッシング。4号ハリスで攻めるが、期待していた早朝一番を過ぎても全く無反応。午前11時、1・7号までハリスを落とすも諦めかけていた時に待望のヒット。1度目の浮かせは海中に反転され、2度目で44センチの尾長グレをタモ入れ。この日唯一のアタリだったという。26日にも周辺で43・6センチと40センチを釣っている。

 この季節、波高2メートル以上を狙ってグレを追う比嘉秀史さん。2日に一度はグレが釣れていると情報を得て、19日の午後3時から北部西海岸のクイシのポイントへ。ポイントを定め、翌朝に備える。午前7時30分、低い釣り座は先客が入っていたので、断りを入れて、高座の場所へ入り沖目を狙う作戦。サンノリーオリジナルのドロシーウキ(2番)を使用して、仕掛を10秒で5メートルの速度で沈めるイメージ。想定通り表層から10メートルのヒットゾーンに入るとオキアミの餌がひったくられた。Vハード5号で仕留めたのは43センチの尾長グレだった。

 25日、南風原町の玉城直明さんはグレを求めて深夜から西海岸へ向かったがポイントに入れず。予定変更で北部東海岸の上級者向け難所の美ら作へ。強い北風で高く打ち付ける波でサラシが起き海面下が確認できない。それでもオンレーやイスズミをゲットする中で、チラホラと本命尾長グレの魚影が見える。午前11時、サラシの海面下2メートルでハリス4号でヒットさせ41・5センチを釣り上げた。その後も浮いてきた3匹を狙うも降雨で断念。帰路についた。(名嘉山博・釣りPower)