【宮古島】宮古島市(下地敏彦市長)が、市内の医療法人祐真会(奥原典一理事長)に、実際は期限内に納付を済ませていた法人税の延滞金約450万円を誤って請求し、財産を差し押さえていたことが30日までに分かった。市納税課は、職員による納付日の入力ミスが原因として29日、同法人に謝罪。今後、再発防止に向けチェック態勢を強化するとしている。

 市納税課によると、同法人は2005年5月に法人税を納付した後、10年6月に修正申告した。その際、当時の職員が、05年5月の納付日を誤って10年6月と入力してしまい、本来は発生しないはずの5年分の延滞金が発生したという。

 市納税課は今月17日、延滞金が支払われていないとして、同法人の自動車税の還付金約9500円を差し押さえ、通知を送付。法人側が期限内に納付した領収書を保管していたため、市に事実関係を問い合わせ、誤請求が判明した。

 奥原理事長は「納税未納や差し押さえをされる覚えはないので驚いた。督促もせず差し押さえるというのは考えられないこと」と指摘した。

 市納税課は「入力ミスのため滞納金が発生していると思い込み、差し押さえをしてしまった。現在、同額の返還手続きを進めており、このようなことがないようにしたい」と話している。