果樹の苗木の仕入れ販売業などを手掛けるメインテック(滋賀県、山本真次代表)は台湾の行政院農業委員会が品種改良したインドナツメの品種「高雄6号スイート」の県内農家への普及を進めている。一般的なインドナツメよりも大粒で、酸味が少なく皮が薄いのが特徴だという。収穫ピークが2月中旬で、マンゴーやレイシよりも4~5カ月早いため、冬場の熱帯果樹として売り込む。

台湾のインドナツメの品種「高雄6号スイート」の県内普及を進めているメインテックの山本真次代表(右)と、栽培農家の國吉明美さん=29日、豊見城市金良の農地

 インドナツメはナシやリンゴのような食感で、ビタミンCや鉄分が豊富という。メインテックは、高雄6号スイートの日本国内での販売権を持つ「台隆農業科技股☆(人ヘンに分)有限公司」(社長・メインテック山本代表)を通して、2012年9月から10月にかけて県内5農家に苗木を無償提供した。ことしは初の収穫となるが、市場への流通はせずに味わいを評価する。

 来年からは栽培農家の代表に果実の集荷を委託し、専用の販売サイトを開設。旅行会社とタイアップして、台湾でインドナツメを味わったことのある日本人観光客に販売する。

 ことしは約150キログラムの収穫を見込んでいるが、栽培農家を増やして10年後には300トンの収穫を目指している。29日、豊見城市の栽培農家、國吉明美さんの農園で試食会を開催。山本代表は「台湾と気候が似ている沖縄は栽培適地。市場に熱帯果樹が少ない冬場の閑散期の出荷を狙っていく」と話した。